妊娠初期

※ママの体の変化や赤ちゃんの成長には個人差があります。

1ヵ月

(0〜3週)

妊娠週数は、最終月経の開始日を妊娠0週0日として数えます。月経周期が平均的な28日周期の場合、排卵するのは月経開始日から約2週間後と言われています。
卵子の寿命は排卵してから約6〜24時間、精子の寿命は長くても3日と言われているので、その期間内にタイミングよく受精すると、「受精卵」になります。
受精卵は、細胞分裂を繰り返しながら卵管内を何日もかけて通り、約1週間後子宮膜にもぐりこみ根を生やします。これが着床です。この時はじめて妊娠が成立したと言います。
着床した受精卵は成長をはじめ、妊娠3週頃には
7〜10mmの長さになります。
この頃はまだ
「胎芽」と呼ばれ、タツノオトシゴみたいな形をしていますが、すべての器官の起源も見られます。子宮の大きさは鶏の卵大で妊娠前とまだ同じ大きさです。

2ヵ月

(4〜7週)

月経が規則的な人は、月経が始まらずもしかして?と気付く時期。
基礎体温を付けている人は、高温相が続きます。
高温が14日以上続いた時は妊娠と思っていいでしょう。体が熱っぽくだるくなったり、眠くて仕方がなくなったり、においに敏感になったり、便秘になったりなどさまざまな徴候が現れてきます。つわりは、早い人では妊娠4週ごろ、普通は妊娠5〜6週ごろから始まります。
妊娠検査薬は生理予定日1週間後から使用できます。妊娠検査薬は妊娠を判定することはできますが、子宮外妊娠などの妊娠異常をチェックすることはできません。妊娠初期は流産などの心配もあるので、妊娠が疑われたり検査薬が陽性の時には、出来るだけ早く産婦人科を受診しましょう。
超音波検査では、妊娠4〜5週になると子宮の中に胎嚢
(たいのう)が黒く見えて、妊娠を確認することができます。胎嚢の中に映った小さな白い点のようなものが胎芽です。
子宮の大きさはレモン大くらいになります。胎芽は、最初は魚のような形をしていますが、妊娠7週頃には
2.5〜3cmの長さの2頭身に成長します。手と足の区別も出来ているし、心臓、肝臓、腎臓、胃腸などの臓器もできてきて、心臓も動き始めます。目、耳、口などが大まかに形を整え始め、指の突起も現れます。脳や脊髄などの神経細胞も約80%がつくられ、胎盤や臍帯(さいたい)のもとになる組織が発達して、羊水も少しずつたまり始めます。

3ヵ月

(8〜11週)

子宮は握りこぶし大になり、足の付け根がつったり乳房が張ったりしてきます。新陳代謝が活発になるので、汗をかきやすくおりものも増加します。つわりは一番つらい時期、できるだけ無理をしないように過ごしましょう。あまりにもつわりがひどい場合は、家族の助けをかりたり、産婦人科医に相談を。妊娠前は便秘でなかった人も、ホルモンの影響で便秘がちになります。また、つわりで食事や水分の量が減ると、症状が強くなります。頑固な便秘になる前に、早めに対処しましょう。
胎盤のもとができて赤ちゃんへ本格的に栄養を送り始めます。
この頃から「胎芽」から「胎児」と呼ばれるようになり、妊娠11週頃には
身長7〜9cm体重約20gになります。赤ちゃんらしい3頭身になり、手足の指も水かきのように互いにくっついていたのが指の形に分かれてきます。まぶたや耳たぶ、唇もでき、鼻も高くなって鼻の穴もできます。下あごや頬も発達してきて、人間らしい顔つきになってきます。内臓器官も活動を始め、羊水を飲んだり、おしっこをしたりするようになります。
心拍動を超音波ドプラーで聞くこともできます。ママの手のひらの半分ぐらいの小さな赤ちゃんですが、羊水の中で手足をパタパタ動かしたり体の向きを変えています。(まだ胎動を感じることはできません)

4ヵ月

(12〜15週)

子宮は子供の頭くらいの大きさになり、お腹のふくらみも外からわかるようになります。お腹が大きくなるにつれて、腰や足の付け根が痛くなったり、お腹がはることもあります。
胎児は、妊娠15週頃で
身長14〜17cm体重約120gになります。内臓器官もほぼ完成し、透明だった皮膚も赤く透きとおって、うっすらうぶ毛も生え始めます。男女の区別もつくようになりますが、診察ではまだ分かりません。
妊婦は、妊娠中の正常な体の状態についてよく知っておくことが大切で、もし、トラブルが起きた時も早めに気づくことができます。出産する医療施設や地方自治体の母親教室に積極的に参加しましょう。